2014/6/1 関西サッカーリーグ第7節 ディアブロッサ奈良対龍野FC

D奈良0-2(0-1)龍野(@奈良県フットボールセンター)

 

前半からボールを保持するのはD奈良。それに対して長身のFW夏苅を軸にカウンターで対抗する龍野。前半26分に先制したのは龍野。夏苅が縦に入ったボールを受け抜け出しそのままゴールを奪う。そこからも展開はほぼ変わらず、そのまま前半は1-0で終了。

 

後半に入っても展開は変わらないかと思われた後半15分、D奈良の新家が2枚目のイエローで退場。1点ビハインドのD奈良が一人少なくなる苦しい状況。しかし、ボールキープは引き続きD奈良が保持する。この状況に数的優位を活かして無理をせず引いて守る龍野。そして中盤で奪ってのカウンターで溝田が追加点を決める。そのまま龍野が2-0で逃げ切った。

 

龍野は昨年見た時はサイドから組み立てていたチームの印象があったが、この日は中央へのカウンターへの意識が強い戦い方をしていた。印象に残ったのはトップに入った夏苅。中央に構えるだけでなく、敢えてサイドに流れてロングボールを受けようとするなど、他のチームの長身FWとは少し異なる動きを見せて攻撃を組み立てていたのが興味深かった。彼の良さを活かして奪った先制点をきっちり人数をかけて守り切る。理想的なシナリオだったといえるだろう。

 

D奈良は先週同様攻めながら先制点を奪われリズムを崩してしまった。後半に入っての退場も正直贔屓目抜きにしても不運な裁定だったと感じている。龍野が引き気味だったとはいえ、後半10人ながらもボールを保持し攻め続けられた点を考えれば、決して戦えないと悲観するような状況では無いのは確か。この1週間の空白期間をどう活かすかが大切になってくるのだろう。