2014/6/21 関西サッカーリーグ第9節 ディアブロッサ奈良対高砂ミネイロFC

D奈良2-2(0-0)高砂(@鶴見緑地球技場

 

D奈良はこの日もサイドからのドリブルを中心とした攻めが好調でサイドの主導権を握る。一方の高砂はバックラインから繋いで寺本、西谷を軸に中央を縦に攻める。前半はそれでも両チームしっかり守り0-0での折り返しとなる。

 

後半先に点を奪ったのは高砂。中央のロングボールでチャンスを掴み最後は柏木がゴールを奪う。一方のD奈良は左サイドのコーナーキックからファーで中室が合わせて同点に追い付く。この辺りからD奈良がボールを持つ展開が長くなり、勝ち点3を奪うべく攻めを見せる。しかし、中盤でのパスミスからのカウンターで数的優位を得た高砂が寺本のゴールで逆に勝ち越し点を奪う。

 

残りは5分、このまま逃げ切るかと思われた後半ロスタイム、度重なるD奈良のゴール前での攻勢に高砂岩崎がエリア内でハンド。これで得たPKを細川雄が落ち着いて決めて同点。D奈良は逆転を狙って最後ワンプレーまで攻め続けたが、ゴールには至らず試合終了。共に勝ち点3が欲しかった両チームにとっては痛み分けの結果となった。

 

高砂は前期と比べ前線の迫力が出て来たように感じた。前期の好調も今日のように前線が頑張って点を取れているのが大きいのだろう。このまま後期も勝ち点を積み上げるためには、この調子をどこまで維持出来るかが鍵を握ると思われる。

 

D奈良にとっては最後良く追いついた試合とも言えるし、勝ち切れた悔しさも残る試合だとも言えたように思う。この勝ち点1が最後に効いてくるかは当然この先の戦いにかかってくるであろう。そう考えるとカウンターで失点したとはいえ、後半最後はほぼ相手陣で試合を展開出来たことはこの先暑い時期を迎えるにあたって好材料といえるのではないだろうか。