2014/7/19 関西サッカーリーグ第10節 ディアブロッサ奈良対京都紫光クラブ

D奈良0-2(0-1)紫光(@鴻ノ池陸上競技場

 

前半はこの組み合わせの典型的な展開、両サイドの椿本、岸本を基点にドリブルとショートパスを織り交ぜ細かく攻めるD奈良に中央で構えサイドの裏をカウンターで入れる紫光。膠着した試合は前半38分、CKから渡部聡のヘッドで紫光が先制した事で動き出す。

 

後半に入り、リードを奪った事で精神的に楽になった紫光は田中、篠部、日置といった攻撃陣が前線から追いかけ回しD奈良守備陣の余裕を奪う。そして高い位置で奪ってのショートカウンターから篠部が決めて2点目。D奈良は中央を固める紫光守備陣をこじ開けようとするも、最後まで人数をかけた紫光のゴールを割る事は出来ずタイムアップ。2-0で紫光が逃げ切りアウェーで勝利を奪った。

 

紫光からすれば理想的な時間帯に先制した事で優位に試合を進める事が出来た。特に前線の運動量が最後まで落ちなかった事が、後半主導権を握る事に成功した大きな要因だったと思われる。

 

D奈良は逆に言えば一番警戒すべき時間帯に点を奪われた事で、どうしても後手に回る展開となってしまった。対戦する各チームはどうしても中央を固めてくる事が多いので、それをどうやって崩すのか、この中断期間の間にその点を修正出来るかが最後の4試合で鍵を握ってくると感じた試合であった。