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2014/9/6 関西サッカーリーグ第12節 レイジェンド滋賀対アミティエSC京都

アミティエ3-0(2-0)滋賀(@水口スポーツの森陸上競技場

 

試合はアミティエがやや押し気味に試合を進める。2トップのうちの一人である中東が少し下がって受けに入る縦のボールへの寄せが甘く、そこを基点に高い位置で中央から滋賀3バックの外側を狙ってボールを展開していく。そして21分、アミティエが右サイドを縦に抜けようとした所を滋賀DF前田が手をかけて倒す。これが得点機会阻止で一発退場となり滋賀は10人に。しかもこのファウルで得たフリーキックを竹本が直接叩き込みアミティエが先制する。10人になった滋賀はDFの井上を投入し4バックにして守備を再構築し反撃の機会をうかがうも、44分に吉岡が見事なミドルを叩き込み2-0と突き放されて前半を折り返す。

 

後半に入って立て直したい滋賀であったが、後半早々の50分にアミティエは右サイドの裏をスルーパスで抜け出した篠原が角度の無い所を上手く流し込み3-0とリードを広げた所で万事休す。攻撃的な選手を投入し1点でも返そうとする滋賀を数的優位を活かしてしっかりと人数をかけた守備でアミティエが完封。敵地水口で3-0で勝利を奪った。

 

アミティエからすれば理想的な試合運びとなった。特に縦の楔のボールを受け攻撃の起点となる中東と前線での崩しを担当する吉岡の2トップが上手く噛み合い滋賀のDF陣を苦しめチャンスを数多く作ることが出来た。DF陣も数的優位を利して中央を固め危なげなく守り切り滋賀の攻撃を0に押さえ込んだ。この日の勝利で7位関大FC2008との勝ち点差も6に広がり残留へ向け大きく前進した。

 

滋賀からすれば前半速い時間帯の一発退場という厳しすぎる裁定が全てと言ってしまえばそれまでなのだが、その裏には当然そのプレーに繋がる布石はあった。まずはボランチに入る宇野と湯田の位置取りが中途半端になり、DFラインから引いてボールを受ける中東を捕まえきれなかった点。もう一つは、3バックのすぐ脇のゾーンを縦に入られていた点だった。

 

特に滋賀の3バックといえば、サイドの開いた位置は捨てて中央を固めることが生命線だったのだが、この日はより中央に近い位置を崩されたことで失点への危険性はかなり高まっていたと言える。実際に前田のファウルも3バックのすぐ外側のゾーンを突かれそうになった場面であった。残留、そして全社へ向けこのあたりの守備をどのように整理するか、これが今後の滋賀の命運を左右するのではないだろうか。