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2014/9/27 全国社会人サッカー選手権大会1回戦 バンディオンセ加古川対松江シティFC

松江3-2(1-2)加古川(@新宮やたがらすサッカー場)

 
前半は加古川が優位に立つ。2本のラインがブロックを作り松江の攻めを着実に防ぎ、ロングカウンターを堂柿、大塚に向けて放つと松江の守備陣は彼らの個人技についていけない。そして18分、左サイド大塚から中央へのボールを詰めていた辻村剛が押し込み加古川が先制する。松江は30分、田平のシュートを加古川日野が弾いたところに詰めていた岩﨑がゴールを奪い同点に追いつくも、直後加古川は右サイドバック福田が右サイドから豪快にミドルを叩き込み引き離す。そのまま2-1で加古川リードの折り返し。
 
リードを奪われた松江は後半サイドからの攻めを捨て、中央に構える実信から中央へ素早くボールを送り込む攻めへと修正。52分には中央から裏に抜けた記虎が同点ゴールを奪う。加古川は木村と桶田のボランチが押し込まれて下がり、2段構えだった守備陣の装甲が1枚剥がれる格好となってしまい苦しい展開に。そして決勝点は松江のCKからキャプテン小川のヘッド。後半に入ってゲームを支配した松江が3-2の逆転で勝利を手にした。
 
加古川は例年通りこの大会に照準をしっかり合わせてきていたのがはっきりと分かるくらいのコンディションの良さで、伝統の2本のラインで形成されるブロックからのカウンターを何度も打ち込んでいった。松江は1対1の守備には不安が多少見て取れただけに、前半のままなんとなくサイドから崩そうとしていれば、そのままこのカウンターの連弾に沈められていたと思う。 
 
しかしここで中央への攻めに切り替え結果を出した。この点が今年の松江の強さの一因ではないかと感じる。戦況を見てある程度柔軟に攻め手を変えることが出来るのは相応の余裕が無いとなかなか出来ない。あとはそのタクトを握る実信の出来がチームの浮沈を左右することになるのだろう。ただ、地決でもそう簡単に崩れるとは考えにくい。そう思わせるチームであった。
 
また、加古川からすれば中央が攻め込まれたくらいの時間帯からカウンターでのサイドの押し上げが徐々に落ちていたのも事実。先にここを交代でケアしてれば踏ん張れた所もあったのではないかと思う。この点も勝負のポイントだったのではないだろうか。