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2014/11/22 地域リーグ決勝大会決勝ラウンド FC大阪対奈良クラブ

奈良C2-2(PK6-5)大阪(@ゼットエーオリプリスタジアム

前半開始早々セットプレーから右サイドのCKを得た奈良Cは4分、そのCKから最後は堤が押し込み先制する。その後奈良Cは前線の瀬里や堤が裏を取るべく走るも、引き気味の大阪DFラインに対応される。大阪は縦のボールをシンプルに川西、四ヶ浦へ送り込み、そのセカンドボールを拾い徐々にボールを支配すると32分にこちらも右CKから最後は四ヶ浦が押し込み同点に追い付く。このまま1-1で前半は終了。

後半先に動いたのは前半最後押され気味だった奈良C。ボランチの志水を下げ林を投入。前線でのチェイシングの運動量を上げると共に野本、稲森の両SBを上げ点を奪いにかかる。特に野本が何本もクロスを放り込む。しかし、大阪は中央を固めカウンターでSBの裏を狙う。ここで志水を欠く奈良Cは守備の人数が揃わずピンチを招く場面が出てくる。そして61分、右サイドからのクロスを受けた四ヶ浦が一度はGKに弾かれたもののリバウンドを押し込み逆転に成功する。

リードを許した奈良Cは左SBに吉田を投入、更に岡山を入れ完全なパワープレーで点を奪いにかかる。大阪はこれを凌いでいたが、奈良Cは83分にクリアボールを拾った野本が左サイドからファーへ巻き込むようなボールでゴールに叩き込む素晴らしいミドルで同点に追い付く。試合はこのまま2ー2で終了、PK戦に突入する。6人目まで縺れ込んだ勝負は大阪6人目が止められ奈良Cに軍配が上がった。

試合としては大阪のゲーム。しかし、大阪は最初5分の入り方と岡山投入後DFラインが我慢しきれなかったのが悔やまれる試合だったと感じる。大阪はシンプルな縦からの2次攻撃とサイドを崩して中を薄くする戦い方は機能していた。特に後半奈良C志水が退いて中盤からDFラインへのフォローが薄くなってからはサイドからの崩しがかなり効いていただけに、ここで追加点を奪っておきたかった。また後半最後の御給投入については、狙いとしては前でキープして時間を使うことと、セットプレーでの岡山対策のように見えたが、特に前者についてチーム内で共通意識が取れていなかったのではという場面が見られた。細かい部分ではあるが、こういう差が明暗を分ける試合が地域決勝なのだろう。

奈良Cは攻めに関してはリーグ戦で大阪相手に点を量産した裏への抜け出しは完全に対応され、早めにサイド奥へ入れて小野の崩しから攻めるか、右からの野本のクロスに賭けるかになってしまった。そしてこれらの攻めも流れからの得点には至らなかった。守備面においても、SBが上がった裏をケアするCBのスペースを埋める役割をこなしていた志水が前半で退いたため、サイドからの攻めやカウンターに対して枚数が足りなくなる場面が見られた点が気がかりであった。とはいえ、取れる時間帯に点を取れたことはこういう試合では内容以上に価値があるのも事実。その点では思惑通りとは言えずとも結果としてはそれなりに満足の勝ち点2ということなのだろう。