2014/12/20 The KSL CUP 決勝 奈良クラブ対バンディオンセ加古川

奈良C1-0(0-0)加古川(@キンチョウスタジアム

 

前半からボールを支配するのは奈良C。前でボールを持ち、最後は外からのボールで勝負に行く。加古川はDFラインがしっかり引いてカウンターを仕掛けに行く。3位決定戦とは異なるじりじりとした探り合いから、徐々に奈良Cの方がチャンスを作るも前半は0-0で終了。

 

後半に入り奈良Cは左SBの染田に代えて鶴見を投入。攻撃的なポジションにいた林をSBに下げる。するとこれが的中。48分、左サイドの攻めから林が高い位置でボールを持つと、加古川DFが安易に飛び込んだところをかわしてクロスを上げる。これを稲森が押し込み奈良Cが先制。追いつきたい加古川はここから新保、森脇と前線の選手を増やし、パスの出し手として吉田を投入し点を奪う姿勢を見せる。ここから両チームともチャンスを作るも得点にまでは至らない。最後は奈良Cが吉田智、三浦と守備的な選手を投入し逃げ切りに成功。1-0で奈良Cが勝利し今年のThe KSL CUPを制した。

 

非常に慎重な戦いとなった決勝戦。最終的には決め手となったのは後半の入り方。前半の時点で圧力をかけてきた奈良Cに対して加古川が何処まで我慢出来るかがポイントだったのだが、後半早々に得点したことにより、奈良Cは試合を先手先手でコントロール出来るようになった。その点では先に動いた奈良Cの仕掛けが上手くいったとも言えよう。加古川も交代枠を有効に使い、得点を奪うための手はほぼやれるだけ尽くしたと言って良い戦いぶりであったが最後までゴールが遠かった。