2014/12/23 府県リーグ決勝大会 準決勝 ルネス学園甲賀対St.Andrew's FC

ルネス6-1(3-1)St.Andrew's(@紀三井寺陸上競技場

 

ルネスは16分、カウンターから酒井→西村と繋いで先制点を奪う。対するSt.Andrew'sも26分にスローインからサイドに抜け折り返しを松枝が決め同点に追いつく。しかし、St.Andrew'sが互角に戦えたのはここまで。ルネスのテンポの速いパス回しと中盤のキープ力の前にSt.Andrew'sは全く中盤で試合を全くコントロール出来なくなる。ルネスは30分に右サイド崩した稲舘のファーへのクロスに酒井が目の覚めるような豪快なダイレクトボレーを叩き込み2-1と勝ち越しに成功すると、40分には左サイドから最後は稲舘が決め3-1と突き放して前半終了。

 

後半に入ってもルネスの攻めは止まらない。58分藤浦、64分酒井といずれも右サイドから崩して5-1と勝負を決めると、最後は89分に酒井がハットトリックとなるゴールを決め終わってみれば6-1。ルネスが圧勝で4年ぶりの関西2部復帰を決めた。

 

2日前の予選ラウンドで不安視されSt.Andrew'sの中盤守備の緩さが完全に露呈した結果となってしまった。ルネスの中盤のボールキープを簡単に許してしまい、試合の主導権を握る事はかなり難しい状況に陥ると、DFもルネスのテンポの速い攻めに全く対応出来ず簡単にゴールを許してしまう。攻めも縦に速く繋いでなんとか突破口を見出そうとするも、焦りと精神的に切れてしまって精度に欠き効果的なものにはならなかった。

 

ルネスの攻撃力は現時点で関西2部でも十二分に通用する破壊力で>St.Andrew'sを圧倒した。学生のため代替わりが心配ではあるが、来年もこの戦力を維持出来れば非常に面白い存在になるのではと感じさせる試合内容であった。