2015/5/24 関西サッカーリーグ第6節 関学クラブ対高砂ミネイロFC

関学C4-1(0-0)高砂(@三木防災第2陸上競技場)

 

前半は両チーム互角の探り合い。高砂は前節2得点の吉田を軸に攻めるが、関学Cはカード覚悟で吉田をケアして決定的な仕事をさせない。対する高砂関学の厳しいところを付いてくる攻めをきっちり凌いで前半は0-0で折り返し。

 

流れを見ているとこのままずるずると0-0でもおかしくないと思われたこの試合、勝負を分けたのは関学Cのセットプレーの精度。まず55分にCKのこぼれから高山が最後は押し込み先制する。対する高砂は59分にサイドからのボールを藤澤が頭で押し込み同点に追い付くも、直後の61分に平山のCKが直接ゴールに入りすぐさま突き放す。更に74分、サイド深い位置から平山のFKがまたも直接ゴールに吸い込まれ3-1に。高砂にこれを追い付く力は既に残っておらず、最後は原田が縦に抜けてそのままゴールを決めて4-1で試合終了。関学Cが後半のチャンスを確実に活かして快勝した。

 

両チームともなかなか決め手の見えないゲームではあったが、関学Cの運動量に左右されない部分での技術の高さがセットプレーという形で結実した試合であった。また、今年の関学Cは苦しい時に岡崎と高島のCBが上手く踏ん張れるのが大きい。外は崩されても中はきっちり締めるこのサッカーが機能しているうちは大崩れはしないのかもしれない。

 

高砂は頼みの吉田が封じられ攻め手を完全に欠いていた。同点に追い付く直前のあたりで外からの強引とも言える攻めが機能していたが、吉田のマークがきつくなるであろう今後においてはここが上手く使えれば攻めの形にも光明が見えるのではないかと感じられる。