2015/6/20 関西サッカーリーグ第10節 ディアブロッサ奈良対岸和田クラブ

D奈良1-3(0-1)岸和田(@いずみスポーツビレッジ)

 

岸和田は13分、サイドの裏を抜け出した徳永が角度の無いところを流し込み先制点を奪う。試合はそこからD奈良がボールをキープして攻め、岸和田はカウンターを狙う展開に。特に岸和田はサイドの揺さぶりに対し人数を外にかけず、中に人数をかけて守る形を徹底し脚が止まった前半最後もなんとか凌いで1-0で折り返す。

 

しかし後半D奈良が右サイドをドリブルで抜けようとした椿本を段野が倒してPK献上。これをD奈良は岸本が落ち着いて決めて同点に追い付く。なおもボールを支配して攻めるD奈良であったが、中央の折り返しにシュートを撃ちきれず奪われるとカウンター一発で池松→真野と縦に繋がれ逆に点を奪われる。更に前掛かりに行ったところをまたカウンターに遭い、最後は右サイドのクロスを阪口に合わされ万事休す。岸和田が少ないチャンスをものにして3-1で勝利した。

 

岸和田としては数少ないチャンスを確実に仕留めて点に結びつけたのが最大の勝因であろう。中盤はこの日は言うほど機能していなかったが、徳永を中心としたアタッカー陣に早めにボールを入れる事を徹底したことが功を奏したといえよう。

 

逆に言えばD奈良はボールを支配していた状況を活かしきることが出来なかった。再三サイドを崩して決定的な場面もあったが、ポストに嫌われる場面もありなかなかゴールが遠かった。失点は中途半端な位置でボールを奪われてのカウンターからということで、状況が好転しない中難しいとは思われるが、思い切り良く攻め切ることの大切さを実感した試合となってしまった。