2015/10/24 The KSL Cup 予選リーグ第2節 京都紫光クラブ対アルテリーヴォ和歌山

紫光2-1(1-1)和歌山(@山城総合運動公園B球技場)
 
直前の全社5連戦から中2日という日程もあり和歌山は全体的に運動量が上がってこない。特にサイドバックの押し上げが乏しく思うようにチャンスが作れない。一方の紫光はその立ち上がりを突く。12分に左サイドを崩して篠部がゴールを奪い早々に先制する。しかし和歌山も徐々に落ち着きを取り戻し、40分には全社に帯同することのなかった西山が一人でドリブル突破を試みてそのままゴールを奪い同点に追いつく。前半はこのまま1-1で終了。
 
これで後半試合はどう動くかと思われた矢先の52分、紫光は左サイドを崩し、ゴール前で逆サイドまで振るとミドルのコースが開く。これを押し上げてきた細田が見逃さずに目の覚めるようなミドルシュートを叩き込み紫光が再び勝ち越す。和歌山も追いかけるがやはり運動量は上がらぬまま。そのまま紫光が逃げ切り予選リーグ突破に向け貴重な勝ち点3を奪った。
 
和歌山からすれば状況を考えれば参考外の試合と言えたであろう。しかしながら、この原稿を書いているのが地決の後という状況ということを鑑みると、全社を経験した選手とそうでない選手の間にあった温度差のようなものがあったのかなと思わずにはいられないのも事実。こればかりは結果論になってしまうのだが。一方の紫光にとってはこの1勝は来年1部で戦うにあたって大きな自信と手応えを得たという意味では単なる1勝以上の価値はあった。日置や日浦といったここ1、2年で入ってきた選手が順調に主軸に成長しているという点でも来年に期待が持てるのではないだろうか。