2016/7/18 奈良県選手権準決勝 ディアブロッサ奈良対天理大学サッカー部

D奈良0-4(0-1)天理大(@奈良県フットボールセンター)
 
序盤テクニックで上回るD奈良が両サイドから攻めを見せるも、徐々に天理大が中央の縦のボールから外の裏を狙う形で対抗。そして天理大はギリギリのタイミングで右サイドを抜け出すと、折り返しをファーサイドで合わせて先制点を奪う。すぐに取り返したいD奈良だったが徐々に攻めが繋がらなくなる。更に左サイドの鬼岩がゴール前ヘディングに行こうとしたところを天理大の八倉と交錯し倒れ込み、そのまま負傷交代となるアクシデントも発生。不穏な空気のまま前半は0-1天理大リードでの折り返し。
 
後半に入り天理大は縦の単純な裏狙いに攻めを切り替えるとこれが上手く嵌まり、D奈良GKと守備陣の連携ミスを突いて2-0と広げる。D奈良も縦のボールを放り込み打開を図ろうとするが、逆に天理大のカウンターを受け更に2失点。最終的には4-0で試合終了。天理大が奈良県選手権決勝へと駒を進めた。
 
最後の2失点はトーナメントであるが故に攻めに行った結果とすれば、それまでの2失点を如何に防げたかがD奈良としては課題であろう。特に先制点については微妙なオフサイドの判定ではあったが、そこでDFラインが足を止めてしまった点が痛かった。この点については個人的にも声を出す判断が遅れたという反省があったのだが、そこについては主題とは異なるのでここまでとしておきたい。また、D奈良とすれば先制された時の戦い方の難しさを再認識する試合となったように思われる。この点も今後の昇格争いにおいて鍵を握る課題になるかと感じられた。
 
天理大は前後半で攻め手を切り替えてくるなど戦術の浸透は出来ているチームであると実感出来た点は収穫。個のフィジカルや技術を上げていくことで更にチームとしての質は上がっていけるのではと感じている。