2017/1/22 関西リーグ入れ替え戦 関学クラブ対関大クラブ2010

関大ク3-2(2-1)関学ク(@フレスカ第2グラウンド)

 

寒さに加え暴風と雨という厳しいコンディションの中となったこの試合、先制点は関大クが奪う。14分、左サイドの裏を抜けて折り返しに平井が合わせる。風上になる関大クはなおも猛攻を繰り広げるも、逆に43分に関学クのセットプレーからゴール前で選手を倒してPKを献上し、1-1に追いつかれる。しかし前半終了間際、関大クは高い位置でボールを奪い右サイドのクロスから石黒が押し込み良い時間で2-1と突き放して前半終了。

 

後半10分、関大クは相手のクリアミスを拾って西口が追加点となる3点目を奪う。3-1で関大クの優位は広がったが、エンドが変わって風上と風下が入れ替わった効果が
徐々にピッチに現れ始め、関学クの反撃がここから始まる。20分にはFKから最後は下村が押し込み1点差に追いつくと、更に追いかけるべく前線へボールを送る関学クとそれを跳ね返す関大クという展開。しかし次の1点は生まれずそのまま関大クが3-2で逃げ切り勝利。関大クの関西2部昇格が決まると同時に、関学クの兵庫県リーグへの降格が決定した。

 

結論から言えば試合間隔の差が勝負の明暗を分けた大きな要因になった試合と感じている。関学の失点についてだが、1点目は関大クが府県決勝の決勝で何度も見せていた形。これを封じる手立てを本来なら準備しておかねばならなかったはず。しかし、立ち上がりの関学クは関大クの攻めに対しての注意が不足していた。更に2、3点目はいずれも致命的なゾーンでのミスから。もう少し試合間隔が短く、試合に対する緊張感が続いていればと思う面は否めなかった。

 

逆に言えば関大クはその関学クのミスを確実に点に結びつけたとも言える。この辺も直前まで厳しい試合を続けていたことがプラスに働いた部分は大いにあったのではないだろうか。