2015/6/7 JFLファーストステージ最終節 FCマルヤス岡崎対横河武蔵野FC

横河3-0(2-0)マルヤス(@豊田市運動公園球技場)

 

前半は順調に横河が得点を重ねる展開。まず19分、永露のドリブル突破でマルヤスCB陣が引きつけられたところをフリーの石原に渡して落ち着いてゴールを奪い先制。続く32分は河野のアーリークロスを本田が胸トラップして落とし豪快に蹴り込み追加点を奪う。これで2-0。マルヤスは右サイドの地主園のドリブル突破を軸に攻めようとするもなかなか横河守備陣を崩しきるには至らない。

 

2-0から後半に入り横河は右サイドバックの河野がこの日2枚目のイエローで退場。10人の戦いとなる。しかし余裕があるだけに前線の数を減らしつつも交代を上手く使って運動量を落とさずしっかり守りにかかる。マルヤスは外からの攻めと前線の佐野からの決定的なパスを駆使して攻めるも、この日は横河GK飯塚が見事なセービングでゴールを許さない。最後はATに若狭がドリブルで入ったところを倒されPK。これを若狭が自分で決めて3-0となったところで試合終了。横河が最終節を勝利で飾った。

 

横河は前線のテクニックで上回っていたという印象。例年ほどの力強さは感じなかったが永露、石原、北原と足元の巧さを感じさせる選手が多かった。あと印象に残ったのはボランチの岩田。攻撃の起点として前後左右にボールを的確に捌いていくプレーが印象的であった。しかしながらこの日のMOMは間違い無くGKの飯塚。決定的な場面を何度も止める圧巻のセービングで勝利を導いた。

 

マルヤスは懸念された個で入られた時のCBの対応の甘さが悪い形で出てしまった。攻めについては前半こそ地主園のドリブルから活路を見出す新しい形が見られたが、後半は地主園が完全に沈黙してしまい決定打には至らず。良い材料は佐野が前で決定的な仕事を出来るようになってきたこと。やはり彼は高い位置で点に絡む仕事が出来るようにならないとマルヤスの浮上は望めない。