2015/9/21 関西サッカーリーグ最終節 ディアブロッサ奈良対龍野FC

D奈良1-1(1-1)龍野(@J-GREEN堺S10グラウンド)

 

ゲームの主導権はD奈良。前節の大量失点もあってかいつものような強気のラインコントロールを見せない龍野に対して、D奈良はボールを回して外から得点機を伺う。しかし先制は龍野。35分左サイドを切れ込んだ久保田からマイナスのボールが中央に入ると、それを受けた横山が冷静に流し込む。一方のD奈良も43分にゴール前でハイボールを受けた山本が落としたボールを藤尾が押し込み同点に追いついて1-1で折り返す。

 

後半はほぼD奈良が支配して外から攻めを見せていく。しかし引いて守る龍野のゴールを崩すことは出来ない。隣のグラウンドで行われている残留争いの対象である高砂が負けている状況は分かっており、そのまま45分は穏やかに流れて1-1のまま終了。D奈良は昨年同様最終節で関西2部残留を確保。龍野は県リーグの降格回避を1部チームの昇格に委ねる形となった。

 

龍野は普段通りの強気のラインコントロールは無く、引いて守ってカウンターを徹底。良い時間帯に1点を奪うことは出来たが、それを守り切れることは出来なかった。年間通して守備はある程度我慢できたが、最後まで得点を奪う形が見えなかった 。一応は年末までの結果待ちとはなるが、入れ替え戦に回ることが出来ればその点がやはり鍵になるのだろう。

 

 一方のD奈良も年間通して最後の詰めが上手くいかない試合が続いた。14試合で先制出来た試合が僅か1試合しかなかったという事実がそれを物語っているともいえよう。それでも大崩れしない試合運びできっちり残留圏まで残すことは出来た。来季へ向けての鍵は勿論点を奪うこと。まずリーグカップでどう修正していくか楽しみである。