2015/11/28 The KSL Cup 予選リーグ第3節 ディアブロッサ奈良対岸和田クラブ

D奈良3-1(1-0)岸和田(@三木防災補助競技場)

 

試合はD奈良がボールを持ちカウンターで岸和田が狙う展開。両チームともチャンスは作るもややD奈良の方が押し気味の展開。そんな中先制したのはD奈良。39分に右サイドを崩して中央に折り返すとフリーの細川堅がダイレクトで振り抜きゴールネットを揺らす。そのまま前半は1-0で終了。

 

後半に入りすぐさま岸和田も反撃。51分に縦一本のカウンターで抜け出した徳永がゴールを決め1-1。一気に流れが変わるかと思われたが、D奈良は焦らずボールを持ちサイドから細かい組み立てで押し込んでいく。そして62分、右サイドのエリア内で芝野が倒されて得たPKを岸本が決めて勝ち越すと、最後は82分、今度は左サイドの鬼岩からのクロスを細川堅が合わせてだめ押しの3点目。3-1でD奈良が快勝し、今年の最終戦を勝利で終えた。

 

岸和田はリーグ戦での勝ちパターンであるカウンターから徳永の突破を中心に攻めたかったが、これまでとは違って中盤が想定以上に押し込まれたことでなかなか中盤の底から良いボールが供給されなかったのが痛かった。

 

一方のD奈良は一旦高いところに当てに行かず、バックラインから丁寧に組み立てて攻めを構築していったことで持ち前の足元の巧さを活かすことが出来た。外からの細かい崩しできっちり点を奪えたことも含め、らしさの出た試合だったと言えよう。来年に向けて良い手応えを得て最終戦を締めくくれたのは非常に大きいと感じている。