2016/4/17 関西サッカーリーグ第2節 ディアブロッサ奈良対FC TIAMO枚方

D奈良1-2(1-1)枚方(@御所運動公園)
 
開始早々先制したのは枚方。1分、右サイドの裏を抜けた吉薗がそのままシュートを決める。しかしD奈良もすぐに反撃、6分に枚方DF吉田のエリア内ハンドで得たPKを山本が決めてすぐに同点に老いつく。このハンドで吉田は得点機会阻止ということで一発退場、枚方は開始6分から10人での戦いを余儀なくされる。ここから数的優位を活かしてD奈良が優位に試合を進めるも前半は1-1のまま折り返し。
 
後半に入ってエンドが変わると風下になったD奈良の縦のボールが上手くFWにおさまらなくなってくる。そして10人になった事で完全に引いてのカウンターに徹してきた枚方の縦の攻めがスピードを上げる。そして67分、枚方はカウンターから左サイドの裏を抜けて中央へ折り返すと、ファーサイドでフリーになっていた采女がヘッドで押し込みこれが決勝点。後半最後に仕掛けたD奈良のパワープレーも人数をかけて引いて守り切った枚方が、数的不利の中1-2で勝ち点3を手にした。
 
枚方は前半早々に10人での戦いを余儀なくされたが、逆にそれによってDF陣が割り切ってラインを落とすことが出来、それによって前節に見られたDFラインのギャップが消すことができた。また風下の前半を1失点で乗り切った事、後半風上を活かして早いカウンターに徹した事を考えると、この日の強風を上手く味方にしたのは枚方だったという事だろう。苦しい状況ながら得た勝ち点3は数字以上に大きいと思われる。
 
裏を返せばD奈良にとっては勝ち点を最低でも1は確保しておきたかった状況での敗戦はかなり痛かったとも言える。最後まで引いてきた枚方の守備陣を崩す事が出来なかった。とはいえ、あっさりと先制点を与えてしまった点、引いた相手を崩しきれなかった点とこれまでの悪い形が出てしまったこともまた事実。この点を如何に解消していけるか。同じ事の繰り返しになってしまってはならない。