2016/9/17 関西サッカーリーグ第13節 ディアブロッサ奈良対岸和田クラブ

D奈良2-1(1-0)岸和田(@御所運動公園)

 

前半は完全にD奈良のペース。トップの山本を起点にしつつ、ボールを支配し岸和田ゴール前に迫っていく。しかしなかなかゴールが奪えず時間が経過していく。それでも45分、カウンターから山本がゴールを決め1ー0とリードして折り返す。

 

後半に入って早々、D奈良はまたも山本が裏を抜けゴールを奪う。これで2-0と試合の流れはD奈良に行ったかに見てた。しかしここから岸和田が反撃。63分右サイドを崩し折り返しに山本がゴールを決めると、勝ち点3を意識したのか動きが鈍いD奈良を押し込んでいく。しかし、最後までゴールは奪えず89分に藤原が2枚目のイエローで退場し万事休す。D奈良が2-1で勝ち点3を死守し、最終戦に昇格の望みを繋げた。

 

ここで負けると残留の目がほぼ消える岸和田、最後まで徳永を中心に運動量を切らさずに戦った点は素晴らしかった。しかし引き分けに持ち込むことも出来なかった最大の要因は、CB陣がD奈良の山本との競り合いに悉く負け高い位置でD奈良にボールを持たせる場面を作らせてしまったこと。最後の藤原の退場も抑えきれなかった結果の警告2枚であった事は否めない。

 

D奈良は高い位置で優位にボールを持てたが、その時間帯にもう少し点が奪えていればもう少し楽に試合を終えられたかもしれない。その点では勝利という結果も少し反省点の残る試合だったであろう。しかしシーズン終盤に入って山本の状態が上がっているのは好材料。彼がボールを収めてから展開する流れが今はしっかりと出来ているのは本当に大きい。