2015/4/18 関西サッカーリーグ第2節 ディアブロッサ奈良対岸和田クラブ

D奈良0-3(0-1)岸和田(@鶴見緑地球技場

 

前半から岸和田は前線が動いてD奈良の前線へのボールを上手く繋げさせない。また、上手く押し上げが出来ないD奈良の中盤に対し、岸和田は中盤の底で構える高田が1枚浮いた形になり前線へ良い形でボールを供給すると、最後は上手く繋いでマークをずらしチャンスを作っていく。そして42分徳永のゴールで待望の先制点を奪い前半を1-0とリードする。

 

後半に入って岸和田の前線に疲れが見え始めるとD奈良が攻勢に。中央をスルーパスで抜け出した山本翔を岸和田GK大江が倒してPKを献上。しかし山本翔のPKを大江がストップして追いつかせない。そして岸和田は前線2枚を替えて前線の運動量を取り戻す。そして72分白川が追加点を奪うと、D奈良が前掛かりになったところを77分山本和が駄目押しの3点目を奪う。そのまま3-0で岸和田が逃げ切り関西リーグ初勝利を挙げた。

 

D奈良は後半早々の攻勢の時間帯を上手く活かすことが出来なかった点が悔やまれる。また中盤からサイドで攻撃を作る形の分、カウンターになった時起点となる高田を捕まえきれなかった。この辺りの守備面では噛み合わせが悪かった点も気になったところ。

 

岸和田は前線での運動量をベースに前掛かりに守り、早く前に送ってそこから細かく攻めるスタイルで来た。府県とは少し雰囲気が違ったのだが、本来のリーグ戦ではこの攻めが基本となるのだろう。この日は上手くその攻めが機能した点が勝利においては大きかったのではないかと考える。