2016/4/30 関西サッカーリーグ第4節 ディアブロッサ奈良対高砂ミネイロFC

D奈良0-3(0-1)高砂(@五條上野公園)
 
前半から試合はボールを保持するD奈良とカウンター狙いの高砂。両者の狙いははっきりしていたのだが、その狙いをゴールに結びつけたのは高砂。30分に左サイドから早めに中に入れたボールが岡本に脚で引っかけたような形で当たりコースが変わってそのままゴールへ。1-0と高砂がリードした状態で前半を終了。
 
後半に入っても攻めあぐねるD奈良に対し高砂のカウンターが牙を剥く。73分、オフサイドギリギリのタイミングで飛び出した右サイドからの折り返しを最後は辻村が決めて2-0。最後はGKのクリアミスを吉田が拾ってそのまま攻め上がりゴールを奪って3-0。焦りからなかなかフィニッシュが遠いD奈良とは対照的にあっさりと3点を奪った高砂がそのまま3-0で押し切り快勝した。
 
高砂は引いて守ってサイドからのカウンターが上手く機能した印象。1点目はラッキーなゴールという印象もあったが、狙ってカウンターを仕掛けているからこそあのようなゴールも生まれると言う事なのだろう。また、最後尾に構える日野の存在はやはり大きいと感じる。高砂守備陣が思い切って仕掛けていけるのも彼が後ろに控えているからこそ。昨年レギュラーであった松村も良いGKだが、流石に一段上のプレーを見せていた。
 
逆にD奈良は自分たちでボールを持ってからの最後の爪の部分に精度を欠いた結果、カウンターで失点しリズムを崩してしまった。何回も言われている先に点を取って流れを引き入れることが出来なかった訳だが、その流れを引き入れるために必要と考えるのは、攻撃の幅となるのだろうか。たまには早めのクロスを入れたり、中からの攻めを入れるなどしてあいて守備の目先を変える事も必要なのかもしれない。守備陣はオフサイドが微妙な判定で流されたりなど不運な部分もあったが、そこで切れないプレーがやはり大切なのだろう。