2015/12/19 The KSL Cup 3位決定戦 阪南大クラブ対バンディオンセ加古川

阪南大3-2(0-2)加古川(@キンチョウスタジアム

両チームとも繋いでリズムを作ろうとした序盤。主導権を握ったのは加古川。左サイドを縦に仕掛けて混戦になったこぼれ球が逆サイドに。これをフリーで詰めていた辻村剛がダイレクトで打ち込み先制する。更に27分にはニアへのコーナーキックをそらしてファーで詰めていた日向が押し込み2-0に。このまま加古川がリードを奪って前半終了。

後半に入って運動量を上げてきた阪南大。一気にボールを支配し加古川ゴール前に詰め寄ると53分に山中のミドル、61分にはコーナーキックから濱崎が押し込み同点に追い付く。加古川もここから持ち直し試合は膠着する。このまま終わるかと思われた88分、阪南大は左サイドに入り込み、折り返しを濱崎が合わせてこれが決勝ゴール。阪南大が3-2と後半で2点差をひっくり返して3位を勝ち取った。

加古川は上手く早い時間に2点を奪って優位に進めたかに見えたが、思ったほどの余裕は感じられなかった。それを分かっていたのか阪南大は後半に入って一気に運動量を上げて同点まで取り切ったところが大きかった。逆に言えばあそこで加古川は我慢したかった。また、阪南大加古川がブロックをきっちり作って守ろうとした所を個人のドリブルで上手く剥がしていけた事が点に繋がった。また持ち前のミドルやセットプレーでのキックの精度の高さも十分に活かし切ることが出来たことも勝因と言えよう。